マンガ

最近週間マンガはスピリッツだけしか買わない。「電波の城」とか「バンビーノ」を読む。で、何が言いたいのかと言うと、「闇金ウシジマくん」というマンガが超つまらないということ。つまらないだけではなく、気が向いてたまに読むと暗くなる。
大体マンガには「設定される世界」と「特別な能力やルール」と「オチ」があると思う。
設定される世界ってのは現代日本なのかとかファンタジーの剣と魔法の世界とか。で、スピリッツっていう雑誌は全部リアルな世界設定に統一されていると思う。少年ジャンプみたいな、例えばドラゴンボールとかハンターハンターとかそういうありえない世界はなくて、全部普通の世界。
そんな中でも「リアルな現代日本」の設定に対して「現実的なキャラクター」が出てきて最終的なオチに「救いが無い」マンガってこれくらいしかないんじゃないだろうか。(オチは1回しか読んでないが、たしか臓器売買で中国に売られてたTT)「笑うセールスマン」みたいに最終的に悲惨でも、過程が不条理だったり、「課長島耕作」みたいに全部リアルでもなんだかんだでハッピーエンドみたいなことも無い。「カイジ」みたいに推理を楽しむ要素も無い。似たような雰囲気だと「ブラックジャックによろしく」なのかもしれないが、あれは医療現場を知らないのでいまいち非現実感がある。ノンフィクションのマンガに近いが、普通ノンフィクションは主人公が苦境にも関わらずポジティブだったり、オチに感動があったりする。
毎回ハッピーエンドだが、20年以上もかかって、新聞社のグルメ企画も完成できないダメ社員の話もどうかと思うが、2chの借金生活板に行くとリアルでうじゃうじゃいそうな人の救いの無い話はいったいどうやって楽しめばよいのか。
自分が老後まで含めた未来に対して経済的にクリアじゃないからそう感じるのかもしれんけど。あ、また暗くなってきた。