漫画 

先日諸星大二郎の漫画を買ったのだけど、

トゥルーデおばさん

トゥルーデおばさん

その作品がどこか非常に懐かしく、昔を思い出した。自分は子供のころ、漫画立ち読み少年で、毎日どっかの本屋さんで立ち読みをしていた思い出がある。諸星大二郎はSF物が好きで、非常に印象に残っている。イメージとしてはダリの絵のような不思議な空間、広くて閑散としてるのだけど、淋しくない。まさに不条理マンガ。特にすきなのは
夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)

夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)

に収録されている「地下鉄を降りて...」と「夢みる機械」かな。地下道を歩いているとふと思い出したり、以前撮った新宿の写真(12/23日の日記。カメラ買って最初の撮影だ)

ああ、この目の奥にフリーメーソン日本支部があるんだよなぁとか思ってシャッターを押したりした(最近手に入ったのでそのコマだけ)

今見ると結構似てる構図で驚いた。二十年以上読んでない気がするのに、記憶って怖い。
子供のころに読んで印象に残ったものは強く記憶に焼きついて、その後の感覚や感性に大きな影響を与えるんだろうなぁ。そして私はすでにノスタルジーに生きるのだなぁ。
なんて書いて思ったけど、最初の渋谷に誰もいない交差点の写真を自分が撮りたいのも諸星の影響なのだろうか。考えすぎか。