暑かったり寒かったり

 かすかにクラッシックの流れる静かな喫茶店での出来事。一人の客が入ってきた。見た目は近所のおばさん。年は60-70。ちょっと痩せた引っ越しババァといった風貌。汚いエプロンをしたままでせわしない。んー。常連らしくマスターと大声で話し始める。
マ「お仕事中ですか?エプロンされて」
女「あら知らないの?今エプロンはやってんのよー」
マ「え、そうなんですか?」
女「そうよ。萌えっていうのよ萌え」
マ「はぁ、萌え ですか」
女「秋葉原とかではもう大流行よ。メイド萌えっていってね。どう?エプロン」
マ「。。。」
女「みんな知らないのね、萌えを」
.....
笑いをこらえて死にかけた。